大逆転裁判1&2の大周遊(ツアー)
ローカライズディレクター ジャネット・スー
みなさん、こんにちは! ニンテンドー3DS版「大逆転裁判」シリーズの英文担当かつ「大逆転裁判2」のスクリプターの‥‥いや、今回は「大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-」のローカライズディレクターを担当しましたジャネット・スーです。
移植タイトルですし、「大逆転裁判」をよく知っている私でも今作に新しく追加された機能の数々に驚きました。ここまで便利になったなんて!
なので、早速ゴーグルをしっかりかけて、一緒に大周遊(ツアー)しましょうー!
タイトル画面
まずはタイトル画面です!セーブデータがある場合はこうなります!
豆知識:ゲームの進行によって、背景がどんどん変わっていくよ!
どのゲームでも見かけそうなタイトル画面ですが、実はいくつかの便利な機能があります。
一見すると、「コンティニュー」と「ロード」は同じものと思われがちですが、この2つには大きな違いがあります。「コンティニュー」は最新セーブデータからすぐ再開できるスピーディーな機能です。そして「ロード」は好きなセーブデータから再開する機能になります。
「タイトル選択」から入ると、好きな「タイトル」、「話」、そして「章」までを選んでからプレイできます。
この3つの機能で、今作は本当に好きな場所からいつでもスムーズに開始できるようになりました!
「タイトル選択」と「ロード」画面
あれ?ロード画面の画面写真をよーく見ると、もう一つの便利機能を発見することができます。それは「オートセーブ」です!
そうよ!今作は定期的にセーブしてくれるので、本編でも番外編でも、セーブし忘れても泣かずにすみます!
「‥‥って、ちょっと待って。“番外編”?」
あ、そうそう、あれもタイトル画面からプレイできるおまけコンテンツの1つです!
「特別付録」という、豪華なおまけコンテンツの集まりですね。
ここで、「画廊」や「音楽室」で「大逆転裁判」のすばらしいアートや音楽を楽しむことができるし、それ以外にも「勲章」の確認や「更衣室」で主人公たちのコスチュームも設定できます。そして、「番外編」全8話もプレイできます。
※コスチュームは「大逆転裁判2」でのみ反映されます。
一つだけ注意点があります:「画廊」と「音楽室」に一部ネタバレが入っているので、2作をクリアした後に楽しんだほうが良いかなと思っています。「番外編」も「大逆転裁判1」をクリアしてからの方がオススメですよ。
やっぱり「大逆転裁判1」をクリアしてからにしましょう‥‥。
オプション画面
オプション画面から山ほどの設定変更ができます。
※Steam(PC)版の画面写真です。ハードによる違いがあります。
見ての通り、今作のサウンド設定でBGMやボイスを個別にON・OFFできます。
そして、コントローラーの振動やテキストウィンドウの透明感、「オートプレイ」/「ストーリートモード」によって自動でセリフを送れるんですが、そのスピード等を調整できます。
ちなみに、今作の操作はコントローラーだけではなく、各画面の右下にあるキーガイドを操作パネルとして利用でき、Nintendo Switch版のタッチ画面とSteam版でのマウス操作でも快適にプレイできます。
言語設定についてですが、今回新しく収録した英語ボイスもあります。
そして、なんと!タイトル画面からいつでも自由に組み替えられるので、イギリスの法廷では、バンジークス検事のリアルなイギリス英語の発音でプレイし、新鮮な雰囲気を是非とも体験してみてください。
英語のテキストももちろん入っているので、ヴィクトリア朝の“Queen's English(イギリス英語)”をぜひ味わってみてください!
さて、PC専用の設定に関して、いつものキーコンフィグなどはもちろん対応していますが、今作は4Kモニター対応もしています!大逆転裁判の世界をより美しく、より細かく楽しんでください!
そして、Steamのサービスとして提供しているコンテンツもいっぱい用意しました。「トレーディングカード」や「バッジ」、そしてポイントショップで購入できる「絵文字」、「プロフィール背景」、「ミニプロフィール背景」と、アニメーション付き「動くアバター」、「アバターフレーム」、「動くステッカー」もあります。ぜひ一度確認してみてね!
このフレームはどういう動きがついているかな‥‥?
「オートプレイ」と
「ストーリーモード」
ノベルゲームでおなじみの、いつでもONにできる「オートプレイ」機能も今作で初登場となり、さらに便利な「ストーリーモード」もあります。「オートプレイ」は会話の最後や選択肢を決定するところまでセリフを送り続けるだけだけど、「ストーリーモード」は謎解きまでやってくれるわけです。ちょっと賢い子ですよね。
だけど、「ストーリーモード」を使うかどうかはよく考えてから使用しましょう。何故なら、この機能を一度使ってしまうと、とある勲章を取れなくなるから。私たちも賢くならないといけないですね‥‥。
通常設定だと、この機能は「オートプレイ」になっています。手動でオプション画面の「奥の手」でストーリーモードを「ON」にすることで、オートプレイがストーリーモードに切り替わります。いきなりストーリーモードになるわけではないので安心ですね。
いかがでしたでしょうか?便利機能以外にもいろいろ語りたいことがあります!次回は「大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-」のローカライズへの思い出や苦労話についてを予定していますので、ぜひお楽しみにー!
では、またね~